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2017年3月29日水曜日

箇条の理解 4.組織の状況(1)

今回から難解な要求事項を逐条的に解説します。
まずは「4.1組織及びその状況の理解」です。

 ここでの要求は、「組織の目的・戦略的方向性」に関連し、「QMSの意図した結果」に影響のある以下の4つです。
  1. 外部の課題を明確にする。
  2. 内部の課題を明確にする。
  3. それらの課題を監視する。
  4. それらの課題をレビューする。
早くもISO語がたくさん登場していますが、私なりにこの箇条は、こんなことを要求している考えています。
 組織の目的や方向性は、組織によって様々です。企業であれば当然目的は「利益確保」であり、そのために「シェア◯◯%を目指す。」「今の注文主から継続的に仕事を貰う」とか「独自性のある商品で市場を開拓する。」など戦略的な方向性は様々でしょう。でも利益を世の中から後ろ指を指されるようなことで得てはなりません。そのため、法令など最低限の要求に沿った仕事をするのは当然のこと、客先やユーザーさん・最終製品を使用する人などが安心して使ったり・サービスを受けたり・口に入れたりできるような製品・サービスを生み出す組織活動が求められています。
 そのためにまずは、規制法令やその改正動向・その後ろにある世の中の変化、客先の要求・その内容や嗜好の変化などなど組織活動を取り巻く状況変化、そして、これらの状況変化へ組織が対応できるのか、不足している事柄はなにかなども明らかにしておく必要があります。
 大きな組織では、これらは「経営計画書」などで書かれていることと思います。小さな組織においては、経営者が肌で感じていることでしょう。
 ここでは、ふつうは当たり前のようにやっている組織の活動を『「①課題の明確化」→「②課題の変化を注意深く見る」→「③課題が組織目標・方向性に障害がある、あるいは良い影響があるなどを判断する。」』といったプロセスをQMSは求めているにすぎません。
 なお、この箇条ではプロセス要求はありますが、文書化の要求はありません。

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